母方の祖母の命日の今日、母と共にお墓参りに行ってきました。
お墓は平清盛が切り開いた音戸の瀬戸を臨む、小さな街にあります。

お盆などで何度も訪れたことがありまして、今回は母が子どもの頃の記憶を頼りに、生まれ故郷の案内役に奮闘。母の生家があった場所(お墓から徒歩数分の距離)や、付近の近所を散策します。
「雀百まで踊り忘れず」とはよく言ったもので、驚くべき記憶力で50年以上前の街の様子、近所付き合い、友人との交遊関係をマシンガントークさながらに歩きながら語ってもらいました。
僕も母の生家(つまり祖母の家)の記憶ははっきり残っていまして、訪問するたびに茹でた海老と枝豆を沢山食べさせてもらった楽しい思い出があります。海に近いので、海の幸はとにかく新鮮で美味しかったなぁ。
母方の祖父母は、僕が小学校6年生の時に亡くなりました。
お墓参りを済ませた後、音戸の瀬戸に近い
汐音(しおん)にて温泉に入浴。ここは絶景に立つスパで、母の故郷の街が対岸から見渡せる場所にあり、母のお気に入り。

温泉好きの僕も、38度に保たれた露天風呂と清潔感のあるインテリアが好き。
経営母体が地元呉の造船会社ということもあり、海や船の写真をさりげなく飾っているところにも好感を持ちますね。
この日は気温が5℃、強風という天気。
露天風呂に入っていると首から上はひんやり、下はポカポカという最高の頭寒足熱スタイル。30~40分くらい、ずっと湯船に浸かっていました(笑)
温まったところで、呉市内の中心部でお寿司ランチ。
地元食材を使った少し値段の張る回転寿司「笹兵衛」で、ネタの新鮮さに舌鼓。母は「ガリひとつ取ってみても、安い回転寿司とは明らかに違う」としみじみ。
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中心部を縦断する、れんが通り。
この周辺には母の高校時代の同級生が数多く住んでいたらしく、実家がお店を経営されていた人が多かったようです。50年以上前の記憶を紐解きながらお店を探したところ、しっかりありました! 立派に後を継いでいるのねぇと母は感無量の様子。
母が母校の高校受験の時、引率された先生が試験終了後に連れ行ってくれたという福住フライケーキ。このお店もしっかりありました!
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あんドーナツの原型で外はカリカリ、中はしっとり。
1個70円というお手軽価格のため、ひっきり無しにお客さんが買い求めていました。50年ぶりのフライケーキをしっかり味わうため、母は10個以上購入。さてさて、お味はいかがかな?

母のルーツを巡る旅は、まだまだ続きそうです。。。
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4月には桜、5月にはツツジが綺麗に咲き乱れます。
行楽がてらに寄ってみてはいかが?